生きていくモチベーション



私、勤めております会社の中で何でも屋さん的ポジションに

おりますためにいろんな仕事に携わるわけなんですが。



それはつまり「他の部署の分掌に属さない仕事」が

何でも屋さんにまわってくるということであって、

売り上げに直接関係ない「ざつよー」呼ばわりされる

仕事であったり、誰もやりたがらないようなどろどろした

おどろおどろしい仕事であったり、とにかく気勢のあがらないこと

この上ないわけでして、ここの文章を書くモチベーションを

保つよりかは、とにかく生きていくモチベーションを落とさない

ことが今の私の至上命題になっているわけでした。





それでも、競合他社ときったはったして、限られたパイを

食い合う営業さんや、顧客・上司から無理難題をおしつけられて

連日連夜血の汗を流しながら製品・サービスを生み出す

現場のみなさんからするとお気楽極楽な立場に見えるでしょうが。

「お前らいらねー」って怒鳴られることもありますが、そんじゃあ

オレらいなくなっちゃうと明日からあんたら困っちゃうよ?



本当の意味で不幸なのは、純粋にコスト(原価の一部)である

オレらを活用しきれず、企業内マフィアのように膨れ上がらせた

総体としての会社と、そこに自分自身の幸福を重ねざるを得ない

オレら自身なんだっつーの。





すみません。また陰に向かってしまいましたか。

おしごとネタはいけませんねー。





そんなネガティブな日常の中で、私が唯一積極的に取り組んでいる

おしごと、それが「新卒採用」でありますよ。



今まで学んできたこと、自分の身に着けた能力が社会の役に立つ、

自分のメシの種になる、と期待に胸をふくらませる学生さんと

日々接しながら、そこにビジネスの将来を対照させて答えを出す。



人間にマルバツを付けるという側面から見ると、厳しく、

恐れおおい仕事であることに変わりはないけれども、

数少ない前向きな仕事であることもまた、事実なのでした。





そんな私を「人員削減」つまりは「採用抑制」の嵐が襲うとどうなるか。



以降、今年の採用シーズンの何コマかを切り取ってみたいと思います。