転職後近況

会社を移ってからはや3週間。新しい会社のこともだいぶ分かってきた。
まずは小手調べということで、時間外労働(残業)の全社的な状況を調査分析して今後の対策についてのおおまかな方針を提案した。年齢構成がいびつで中堅層が非常に少なく、新入社員も含めた若年層や事務補佐(女性が多い)に負荷がかかっている。システムが整っていないため把握できていない管理職層の労働状況も気になる。新しい会社ゆえ労働基準監督署のマークも甘く現在は問題になっていないものの、事業リスクと言って差し支えない状況に思える。経験も交えていくつかの対処案を纏め、その方向で進めるようにとの指示を取りつけた。
労働時間管理については工場勤務時代から問題意識を持つようにしていた。健康被害の防止や当局指導への対応といった面はもちろんだが、ワーク・ライフ・バランスの観点も含め「よりよい会社・企業」であるために絶対におろそかにできない課題だと思っている。加えて、東京に来てから2年間は(システム化推進の立場とはいえ)日本中の会社の勤怠管理についてばかり考えていた(考えさせられていた?)私である。極端なこと言えばこの分野でなら日本一の仕事ができないといけない筈*1。生半可な提案をして自分を採った人達を失望させる訳にはいかない。
その他、最初のタスクとしては来年春に最初の期限を迎える改正高齢者雇用安定法対応のための制度立案など。異常に時間を食う採用等の仕事やルーチン的な業務は今のところ割り当てられていないので人事企画に専念できるのがありがたい。

*1:すげーせまい範囲での専門性で情けないが...精進しよう...