N響アワー

5/18(Sun) 21:00-22:00(NHK教育)

池辺晋一郎の音楽百科・進化してきた反復」脇役から主役へ・現代音楽の扉を開く反復のメカニズム【司会】池辺晋一郎 若村麻由美

  1. モーツァルト交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」/指揮ウォルフガング・サヴァリッシュ
  2. シューマン交響曲第2番ハ長調作品61/指揮アラン・ギルバート
  3. ラヴェル:「ボレロ」/指揮シャルル・デュトワ

毎週チェックしているわけではないのですが、テレビ欄見て好きな曲をやるときやテーマが面白そうな時だけ録画しといて空き時間に見てます。今回「反復」がテーマということでやはり出ましたスティーヴ・ライヒ。オープニング直後「ピアノ・フェイズ」を鳴らして、司会の池晋+若村でなんと「クラッピング・ミュージック」をちょっとだけ披露!ぐだぐだ!(笑)
ソナタという「形式」として生まれた反復は、ベートーベン以降に主題それ自身となってメロディにとってかわり、いつしか反復そのものが音楽、ないし音楽の「目的」となってミニマル・ミュージックの潮流へと繋がったという内容で、視点として新鮮なものではないけれども、まぁ復習として役立ったという感じ。デュトワの「ボレロ」はちょっとお上品。こないだナマで聴いた読響の方が雑で面白かった。(どーせ聴衆に合わせた味付けだったのだろーが。田舎だし。)
しっかし、日曜夜9時という超ド級のプライム・タイムにCM無しの、自前のTV番組を持つオーケストラがN響以外に存在するだろうか?考えてみればもの凄く贅沢なことだと思うけれど。一方で裏が、NHKそのものと呼んでも過言でない看板ドキュメンタリー「Nスペ」だという編成も理解に苦しむ。「題名のない音楽会(テレ朝系)」みたいに日曜朝とかの枠が妥当であるよーな気がするが。

今週の池晋ギャグ(1回)
ボレロ」を弾いた後、『僕が着てるのはジャケット、僕が今弾いたこの下手なピアノはボロレ』激しく意味不明。