一期一会と感じる側、感じない側。

就職活動の季節です。採用業務の季節でもあります。



氷河期とは言え、大学生の場合は複数の内々定を取って1社を選ぶことが可能なわけですから「理想の1社」や「ベターな1社」をとことん突き詰めることができます。



入社する会社によって、人生のかなりの部分を規定されてしまう訳ですから十分に納得できるまで考えていただきたいのですが。



一方で採用する側から見ると、母集団の量と質とを確保しておけば、例えば、学生Aが何らかの理由で内定辞退するようなことがあっても別の学生Bに照準を定めなおせば良い。



しかも実は2人のスペックが同程度であれば、短期的な観点からするとABどちらを選ぶことになってもいっこうに構わない訳ですよ。



本人達にとっては、選ばれるか否かは大問題なのにね。



この大きなギャップを抱えたまま、2〜3週という短い期間に繰り広げられるこの年中行事は、お互いにとってかなり危うい性質のものだと、毎年感じる。