こんな「教育」もあるのか「ヤングアメリカンズ」アウトリーチ

ヤングアメリカンズ(http://www.jibunmirai.com/ya/)のショーを見た。現在彼らは10ヶ所に及ぶ日本ツアーの最中なのだが、今日のステージはそれとは別に某メガ金融機関の新人研修として行われたもので、それを特別に見学させていただいた形。

ヤングアメリカンズは1993年から「アウトリーチ」と呼ばれる教育活動をスタート。学校やコミュニティを訪れ、小・中・高校生たちと一緒にわずか3日間(地域によっては2日間)で歌やダンスのショーを作り上げます。ヤングアメリカンズが第1幕を、そして第2幕では参加者の子どもたちがヤングアメリカンズと共演し、ご両親、友達、先生方や学校関係者を驚かせることになるわけです。世界共通言語である音楽を通して数百人の子どもたちが共に学び、お互いの強みを尊重し、自分の可能性を発掘します。2001年からヨーロッパに広がり、2006年には初来日を果たしました。

以下感想。
第1幕、YAのみのステージ。もともと300人からの団員がいて日本にはオーディションで選ばれてくるとのことで、様々なスタイルの歌、ダンスをよくこなすし演出にもスピード感がある。客席の前半分には今回の受講者が座っているのだが自分たちも参加しているような盛り上がり。単に若く同世代ということだけではなくて、短い関わりの中でも信頼感、一体感が生まれているのだろうと伺わせた。第2幕は受講者も加わってのステージ。上手い下手はあるものの、没入感というか、出来る限りの表現をしようという気持ちは全員からひしひしと伝わってきた。短期間でも自分を変えることができる、という体験がこのワークショップの肝なのだろう。
驚いたし、何重もの意味で刺激を受けた。人事パーソンとして(こんなにも大胆な人材育成施策を超大企業が打っている。しかもその効果たるや!)、人の親として(これを何かと慎重派な自分のムスメに受けさせたらどうなるだろう?)、音楽する者として(やりきったところにしか感動はないよなあ・・)。