人生を分けるコントラスト

単価100円の日用品(なんでもいいけど)を120円のものに替えたところで人生トータルの収支に殆ど関係ない。200円でも同様、500円でも、マクロで見ればそんなに影響ないかも。そうすることで満足度が十分すぎる程に上がるのならあまり躊躇なく高い方を選んでよいのだ実は。だからそのへんで悩むのはなるべくヤメにして、100万円単位の買い物(例えば新車とか)をする際の1万円ピッチの選択・増減あたりからは多いに悩もう。頻度は少なくても1日100円単位の節約の数カ月分、10円単位なら数年分に相当するんだから。これが1000万単位の買い物(マンションとか)をする時になると「どうせなら良いものを」とか言って数十万〜100万の違いに鈍感になりがちだから恐ろしい。選択肢が少ない買い物であってもこの規模で「えい・やあ」的な決断はあってはならない。普段の節約なんか下手するとその一瞬で一生分がふっとぶ。
この濃淡を正しく塗り分けられるかどうかが、それぞれの人生の感じ方をかなり左右するのではないか、と思う。