「野合」より罪深き『与合』
サンデープロジェクト（テレビ朝日）10:00-11:45
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我に勝機あり・亀井、藤井、高村の胸中は▽小泉こそ党の看板だ▽派閥分裂？宮沢喜一が見た総裁選▽若手擁立の大きな壁
今日のサンプロで自民党各勢力*1の事情が見事にあぶり出されてしまった。
小泉現総裁に挑む３候補が出演していたが、橋本派の統一候補になれずナマ温かく送り出された藤井某なんて人は問題外で、亀井静香は生来の悪人顔*2を如何ともしがたく、高村さんも率いる派閥の小所帯さながら今ひとつ押しに欠け、といった感じで全く期待できない。このままだと私が想像する自民党破壊のシナリオ*3の実現には程遠く、「抵抗勢力」と安易な妥協を図った小泉首相が再選されて総選挙でも圧勝ないし辛勝、スローガンだけの「改革路線」が何年かの安泰を手に入れ、と同時にこの国は「失われたＸ年」の最長不倒記録を更新するだろう、としか思えず暗澹たる気持ちになる。
小泉さんは総理であり続けない限り自分の政策を実行に移せないし、「抵抗勢力」のヤカラのミナサマ方は「政権政党」に所属し続けない限り自分達の既得権益を守りえず、今回その２者は最悪の形で合体を果たしつつある。民主党・自由党の合併が与党のみならずマスコミからも「野合」の謗りを受けているが、小泉、青木、亀井に野中、建設業界に郵政一家、大臣出したい一心でしかない公明党・創価学会ら全てを含め、政権を手放したくないばかりに小異を残してくっつき続ける人々を指して『与合』とでも読んだらどうか。「野合」に比べ誹謗的な響きに欠けるところに改善の余地はあるが。
