せっかくだから利用してしまおう

現下の閉塞感を打破するにはなんでもいいからとにかく「変える」*1ことが必要であり、そのために大衆のアホさ加減を最大限前向きに活用するシナリオが一つある。それは自民党総裁選において初回投票で小泉が1位をとり、2回目投票で反小泉が大連合によって逆転するという「民意とのねじれ状態」を到来させることである。「国民に望まれない」首相候補をかついだ自民党候補は来たる総選挙で大幅勢力減を回避できないだろう。なんのことはない、亀井静香がぶち上げてるのはまさに「自民党をぶっ壊す」シナリオの第一歩そのものなのであった。ちゃんちゃんっと。

*1:思えば、小沢一郎という人がかつて自民党を割ったのも新進党をつぶしたのも今回民主党に擦り寄ったのも全て「変化」を演出しようとしたからに他ならない。政治を「どう変えるか」は大事ではなくて「変化させなければ」という彼の危機感が成せる業なのかも。